シリコン塗料の耐用年数
2021/11/21
シリコン塗料は、耐用年数が長く、コストパフォーマンスも高いため最も多く普及している塗料の一つです。
なぜシリコン塗料は耐用年数が長くコストパフォーマンスに優れているのでしょうか?
塗料選びにお悩みの方は是非参考にしてください。
シリコン塗料の耐用年数は10年〜12年
シリコン塗料の耐用年数は、ウレタン塗料やアクリル塗料と比べても長く10年〜12年もちます。
フッ素塗料と比較すると耐久性が劣りますが、高耐久シリコンという種類は耐用年数が15年とフッ素塗料と同じ程度長もちします。
シリコン塗料に含まれるシロキサン結合の効果
シリコン塗料には、シロキサン結合という結合を含んでいます。
シロキサンとは、ケイ素と酸素を骨格とする化合物で、結合エネルギーが炭素結合の1.25倍と大きく、水素結合を生じることが特徴です。
結合エネルギーが大きい
結合する力が強いということは、紫外線などの影響を受けにくく、塗膜の劣化症状が起こりにくいということです。
水素結合を生じる
シロキサン結合の水になじみやすい特徴は、汚れが付着したときに、汚れと塗膜の間に水が入り込み、汚れを洗い流します。
これをセルフクリーニングと呼び、この効果によってきれいに長く保つことができるのです。
まとめ
シリコン塗料の耐用年数が長い理由は、シリコン塗料に含まれるシロキサン結合の効果によるものです。
シリコン塗料にもランクがあるため、ものによってはフッ素塗料と同じくらいの耐用年数がある塗料もあります。
逆に安すぎるシリコン塗料は質が悪く、耐用年数が短くなってしまうものもあるので、信頼できる業者に依頼しましょう。