シーリング材の種類
2021/11/09
シーリングとは、外壁と外壁の隙間を埋めるゴム状のものを指し、住宅で使用されるシーリングは4種類あります
今回は、それぞれの違いや用途についてご説明します。
シーリングの種類
住宅に使用されるシーリング材は主に4種類あります。
シリコン
シリコン系は、お風呂やキッチンなどの水回りで多く使用されます。
耐久性に優れ、対候性や耐熱性・撥水性にも優れている特徴があります。
変成シリコン
変成シリコン系は、主に外壁工事で使用されます。
シリコンという名前がついていますが、シリコン系とは全くの別物で、水回りにも使用できる万能なシーリング材です。
しかし、シリコン系に比べると耐久性が低く、密着性もウレタン系に比べて劣る特徴があります。
ウレタン
ウレタン系は、コンクリートのひび割れや、木材に使用されます。
密着性に優れた特徴があり、固くなると弾力性が高くなります。
しかし、紫外線には弱いため、使用後は塗装でカバーする必要があります。
アクリル
アクリル系は、1980年以前のALC外壁のシーリングとして使われてきましたが、耐久性が低く現在はほとんど使われていません。
他のシーリング材に比べて安価なので、アクリル系を選択する方もいますが、メンテナンス回数が増えるので長期的にはコストがかかってしまいます。
まとめ
シーリング材は、施工箇所によって使う材料が変わります。
中でも、シリコン系のシーリング材は外壁工事に使用することができません。
シリコン系は撥水性があるため、塗装が乗らず施工不良に繋がってしまうからです。
それぞれの施工箇所に合った材料を選ぶようにしましょう。